虹のしおり

最近はラブライブ!を起点とした舞台やお台場について扱うブログです。各種コラボの記録を残したり。サークル「さむらい工房」の告知ページを兼ねてます。

TOKIMEKI ODAIBA BUS 〜With You〜「トキメキ♪お台場バスツアー」めぐり

2022年8月6日(土)〜9月19日(月)にかけて運行される「トキメキ♪お台場バスツアー」(通称はトキメキバス)。
早速乗ってきたので、いつものように感想やちょっと役立ちそうな備忘録を書き起こしてみました。記録を兼ねて長いため目次も見てみてください。

開催概要

ラブライブ!シリーズ公式.

開催告知。

プロジェクトホームページ.

概要やグッズなどの情報が掲載されているホームページ。

tokimeki-odaibabus-tour.jp

プレスリリース

位置づけなども説明されているプレスリリース。

prtimes.jp

ニジガクスクールバスからトキメキバスへ

今年1月に観光庁の実証実験として「ニジガクスクールバス」の運行がありました。

zacharylion.hatenablog.com

プレスリリースを読む限り、今回はその結果を踏まえて改めて関係事業者の連携と臨海副都心の施設の協力を得て開催されています。観光と舞台巡りの連携がされていてお台場だからこそ出来る舞台観光な感じです。

バスの話

車体

赤い車体の側面に描かれたニジガクのコントラストが目を惹きます。遠くからも良く見えます。

東京都内では制約から沼津市のようなフルラッピングが出来ません。路線バスや高速バスとのラッピング実績は他シリーズ作品で多数ありますが、二階建てバスとの組合せはおそらく初で都心の観光地 お台場らしいですね。

前面

側面

正面右側にはアニガサキのキャラクターイラスト、お台場の風景、虹、臨海副都心の地図が描かれています。

解体秒読みのヴィーナスフォート

地図とか中々気づかなそうですが、聖地巡礼オタクなのでこういうのに弱いです。

あと、停車時に必ずキャラクターがバスターミナルの支柱と被らないように止めているのが細かいけどありがたいです。

正面左側にはめばち先生のイラストが描かれています。

潮風公園

1台のバスで違うイラストを楽しめるのも珍しいデザインと感じます。

ニジガクボックス

今回もフロントに侑ちゃんが鎮座しています。舞台で見かけるこうしたアクセントがとても好きです。

行き先LED幕

ルート名が表示されています。ちなみに晴れと雨で2パターンのデザインがあるようです。

街中ルート

晴れの日
雨の日

座席の話

座席でもさんざし先生のイラストがお出迎え。イヤホンジャックを使うことでイヤホン経由で音声ガイドを聞けるようです。S席は普通にしっかり聞こえるのでどちらかといえば海外の方向けな感じがします。(ニジガクバスは当然ながら外国語非対応)

S席

A席

(斜めってしまった)

乗り心地はめちゃ快適

良くある質問はスカイバスの公式HPに載っているため、先にそこをチェックすると良いです。

www.skybus.jp

前提として、ビックリするほど揺れなくて居心地が良いです。自動車には疎いながら、公式でベンツ製と書かれているだけあるのかもしれません。

試し撮りした動画を貼っておきます。
(ガイド音声のネタバレなどが気になる人はミュート推奨)

街中ルートは元々あまり速度を出さないこともあるのか加減速や曲がる時も優雅に動いていきます。

S席とA席

2回ともS席にしてしまったので、A席についてはフォロワーさんの感想を交えています。

【S席】快適さとニジガクのガイド優先

  • 屋根と空調があるため天候に左右されない
  • 外の音が遮られるためニジガクのガイドがとても良く聞こえる
  • 席によってはエアコンが当たって寒いかも (最前列は意外と暖かい)
  • S席でも後ろの方で通路側になると若干景色が見づらい感じはある (スマホで撮影しようと構えてる人がいる事情もあるかもしれません)

【A席】景色と撮影優先

  • 屋根がなく自由に見渡せる代わりに、雨天だと濡れる覚悟が必要 (レインコートはもらえます)
  • 自然の風が吹き込むとは言え、炎天下だとやはり暑い
  • 写真を撮るならA席の方が自由度高そう
  • ガイド音声のタイミングと尺からスポットを通り過ぎてしまうことがあり、振り向いてじっくり見たい時は屋根のないA席が良い
  • 最前列はあまり眺めが良くない (発券システム上前から割り振られるみたいです。一応空席状況によって柔軟に対応してくれるらしい?)

クーポンが結構便利

「ここ地図」アプリからアンケートに回答すると臨海副都心の施設で使えるクーポンが発行できます。意外と知られていないですが、1度使ったクーポンは翌日復活するので繰り返し使えます。特に商業施設系のクーポンはご飯やエンタメ系もお得になるので積極的に使った方が良いです。

ミナトリエ

テレコムセンター駅と繋がる青海フロンティアビルにある展示施設です。

www.tokyo-minatorie.com

作中では登場していませんが、東京臨海副都心や周辺にある東京港について学びながら20階の高さからお台場とふ頭を見渡せます。

はちたまも観覧車も費用が掛かりますが、ここは無料でこの眺望が楽しめるため、バスで小遣いを使ってしまった...!なんて人にもお勧めだったりします。
そのミナトリエでは受付でクーポンを見せるとオリジナルグッズがもらえます。

ボールペンと消しゴム

それぞれPORT OF TOKYO(東京港)と「東京都港湾局」が記されたボールペンと消しゴムをもらえます。さながら社会科見学のようですが、ニジガクの舞台を知ってみるともっと作品を楽しめるかもしれないですよ👀 (私はその権化です)

日本科学未来館

www.miraikan.jst.go.jp

アニガサキ1期5話でエマが「La Bella Patria」を披露した舞台。ここは入場料が割引になります。今年になってジオ・コスモスが最新の高輝度LEDに更新されていたりします。

感染症の話など最新トピックを網羅していることもあり、気を抜くとお台場散策から脱線してだいぶ時間が経ったりします。エマかりがデートしていたドームシアターもあったりと見どころは満載。

ダイバーシティ東京プラザ

mitsui-shopping-park.com

説明不要の大型商業施設。クーポンが記載されたチラシをもらえます。
5Fのカードカウンターはガチャコーナーの横を入ったところにあります。

飲食系を始め様々な優待を受けられる上に、利用期限が9月30日までとなっています。リピートでお台場へ来る人ならもらって損はないと思います。これは中々すごい。

デックス東京ビーチ

www.odaiba-decks.com

こちらも説明不要の商業施設。当日だけ利用できるクーポンのチラシとカードをもらえます。もっとも、「ここ地図」のクーポン自体が1日1回利用できる仕組みなので実質イベント中は毎日利用できます。リピートでお台場へ来る人なら積極的に使っていきたいクーポンです。

見ると分かりますが、飲食店はもちろん東京ジョイポリスのデイパスポートの割引も受けられたりします。事前準備なしで来た時には活用すると良さそうです。

ヒルトン東京お台場

www.hiltonodaiba.jp

シースケープ・テラスダイニングの手前にあるお店で利用できます。
ケーキや焼き菓子が20%オフということで、お土産などで持って帰る人には重宝しそうです。沼津で懇意にしてるお店へお台場土産ですー!と度々買っていく私には結構ありがたいです。これから虹ヶ咲コラボが始まるのでちょうど良いかもしれませんね。

ただ、一部対象外ということで、外注品のレインボーバウムは対象外でした。

音声ガイド (※ネタバレ)

個人的な範囲内でお楽しみくださいとのことなので、ここでは概要をまとめるに留めます。

街中ルート

臨海副都心部分は補足説明しつつ、メモ書きしときます。

観光案内所内の出発案内 (高咲侑).

観光案内所内でしか聞けないボイスです。聞き漏らす人も多いかも?
ニジガクスクールバスのときにもありました。今回は貸切バスということで、バスからは停車中の案内音声はないようです。

出発後の案内 (高咲侑).

ツアーの説明や、一般的なバス乗車中の注意事項を一通り紹介してくれます。

デックス東京ビーチ (宮下愛)

臨海副都心が街びらきした1996年当初にオープンした老舗施設の1つです。
当初は対面にあるサントリーと協力してお台場地ビール醸造所を持っていた歴史もあります。

カラドリで璃奈ちゃんがいた場所もこんな風に通りがかれます。

有明スポーツセンター (高咲侑)

こちらも1996年開業の老舗の施設の1つ。
アニガサキ1期10話でも登場し、最近はスクスタでもそれらしきループスライダーが登場しています。
放送当時はコロナ禍の影響で区民・在勤・在学者しか利用できませんでしたが、現在は再び区外の人も利用できます。

作中で遊んでいた描写はありませんでしたが、侑ちゃんがループスライダー好きというのは唐突な隠し設定感あって反応しました。
璃奈ちゃん家のモデルもこのように見えます。

豊洲ぐるり公園 (鐘嵐珠)

トキメキバスが渡って行く富士見橋は夕暮れとレインボーブリッジのライトアップが綺麗でイチオシです。

豊洲市場 (上原歩夢)

一時はコロナによる影響で見学ができなくなっていましたが、最近は見学できます。
左折して豊洲大橋を渡る際は左斜めにμ'sがラブライブ!決勝でステージに立った晴海客船ターミナルが見えます。
今年2月に閉館し解体予定のため、折角なら見届けておくと良いですよ...!

youtu.be

コラボ案内 (高咲侑)

豊洲大橋を渡ったところでオリジナルグッズなどの案内が流れます。

晴海トリトンスクエア (宮下愛)

座席によって案内のタイミングでは既に免震装置が見えなくてぐぬぬになりました...w

アーバンドック ららぽーと豊洲 (優木せつ菜)

播磨重工業という単語がニジガクから飛び出てくるのが結構ツボでした。
メモリアルクレーンにせつ菜がいたことからガイド担当になった感じがします。

新豊洲変電所・豊洲六丁目公園 (鐘嵐珠)

ガイドのタイミングが遅くて見過ごす可能性があるため、ららぽーと豊洲のガイドを見たら正面を向いておくと良いと思います。豊洲六丁目公園はニジガクキャストがヤンジャンで撮影したりアニガサキ2期で中須かすみが紙飛行機を飛ばしていた場所です。

有明ガーデン (上原歩夢)

2020年開業の大型商業施設です。気づけばすっかり虹ヶ咲ゆかりの施設になりました。

東京臨海高速鉄道 国際展示場駅 (高咲侑)

今でこそ臨海副都心への足ですが、当初は京葉貨物線として埋立て直後のお台場・有明で荷役をしたり品川方面へ貨物を運ぶトンネルとして整備されました。しかし途中から時代は鉄道からトラック輸送にシフトしたことで工事が凍結され、1980年代の臨海副都心開発の機運の中で旅客列車として復活し今に至ります。

開通当初は臨海副都心線という名称でした。今でこそ「りんかる」が定着していますが、それまでには試行錯誤があったこともHPではうかがえます。

www.twr.co.jp

東京ビッグサイト(優木せつ菜)

プロジェクションマッピングはこんな感じです。毎年学生達によるアワードが開催されています。
「夢がここからはじまるよ」のプロジェクションマッピングとか見てみたいですね。

それ以外にも社会運動の一環として特定日には特別なライトアップが行われます。推し色で作撮りをしたい方はご参考までに。

www.bigsight.jp

パレットタウン大観覧車(上原歩夢)

建設当初はギネス記録に載る高さでした。
観覧車、ヴィーナスフォートメガウェブなどを含むパレットタウンは元々10年限定の暫定施設だったため、2010年頃から新しい商業施設に建て替えられる予定でした。直後リーマンショックが発生したことで延期し、当時とは異なるアリーナなどを中心とした施設に生まれ変わるべく解体工事が始まっています。

ちなみに建設当時の動画が公式に上がっています。レインボーブリッジ側(台場地区)もまだビルが少ないですね。

www.youtube.com

シンボルプロムナード公園(宮下愛)

もしかしたら愛さんの説明を聞いて「なんでこんな形してるんだ???」「なんでこんなデカいんだ???」と思った方もいるかもしれません。

戦後東京の経済発展によって公害・環境悪化が激しくなり、緑や自然を取り戻す動きからお台場海浜公園若洲海浜公園などの緑地・公園が続々と整備されます。更地だったお台場・有明臨海副都心開発の話が持ち上がった際も、域内を自由に横断できる遊歩道(プロムナード)を整備しようとなり、ニューヨークのセントラルパークやパリのデファンス地方を参考にして生まれたのがシンボルプロムナード公園でした。
まぁ、勝手な推測ですが、臨海副都心のこうした公園や広場名を知ってる方は実は少ないです。なんなら虹ヶ咲のファンの方が詳しい気がします。

ちなみに夢の大橋は祭りの賑わいをコンセプトしている他にも、足下には江戸時代や東京の観光スポットの紹介をするタイルもあって面白いです。

東京国際クルーズターミナル(鐘嵐珠)

www.tptc.co.jp

コロナがなければもっと盛り上がっていたはずの場所。
元々大型客船が通れるようレインボーブリッジを高く作り、その先には晴海客船ターミナルを整備していました。しかし大型客船の大型化が想定以上だったらしく、既にレインボーブリッジを通れないことから新たに作ったのがクルーズターミナルです。
入れ替わる形で晴海客船ターミナルと青海客船ターミナルは解体が決まっていますが、ある意味ラブライブ!シリーズと客船ターミナルとの縁はこうして続いていますね。

潮風公園 (高咲侑)

言わずと知れたかすみんのスクールアイドル同好会部室。当初は13号地公園と呼ばれ、臨海副都心開発に合わせて改修し潮風公園になりました。13号地は現在の台場・東八潮・青海の土地が造成された際に付けられた名前です。

お台場海浜公園 (宮下愛)

二の腕みたいな形の公園。戦後は輸入木材を浮かべておく貯木場として使われたり、臨海副都心開発によっておだいばビーチが整備されたりと周辺の役割に呼応して変化してきた公園です。

神津島の砂を使っていることに言及してるのが細かいと思いました。

アクアシティお台場(鐘嵐珠)

個人的には5F以上の高さから眺める夕暮れがお勧めです。

ダイバーシティ東京プラザ (上原歩夢)

2012年開業の商業施設。現在も駐車場となってるダイバーシティ周辺の区画にも当初進出事業者がいましたが、リーマンショックによって中止になった経緯があります。その中でも建設されたダイバーシティは、虹ヶ咲にとっても縁が深い施設になりました。

ツアー終了の案内 (高咲侑)

到着前に降車などの案内が行われます。

感想

今後別ルートを体験すると感想が増えるかなと思いつつ、今のところ書き出しておきます。
乗り心地良し、ガイドよし、グッズと特典たくさんでやり込み甲斐のあるツアーだと思いました。
個人的に3年前には夢にも思ってなかったようなツアーが実現して虹ちゃんデカくなったんだなぁ..と感慨深くなりました。

【ニジガクスクールバスと比較して】

  • 前回ボイスを聴きたいが為に途中下車出来なかったため、ツアーになったことで安心して最後まで聞き届けられるようになったのがありがたかった
  • 裏を返すと金額が相応に高くなるので移動手段として使う気軽さがないのはトレードオフだと思いました
  • 今回は「ここ地図」アプリを使う余裕があったし、クーポンも活用出来て総合的に楽しめました
  • 紙のチケットがもらえたり、団扇のノベルティや販売グッズが多くてありがたい
  • 音声ガイドのタイミングが遅く通り過ぎてるじゃん!となる場所があったのは残念 (デックスや新豊洲変電所など)
  • バスターミナルの車道に飛び出て撮影する人が殆どいなくて治安良い (シリーズ別作品では度々見受けられる炎上話)
  • ニジガクスクールバスがダイバーシティでやっていたバス撮影タイムのような、バス撮影スポットがあると嬉しい (初日最終便後に突発撮影タイムがあってありがたかったです)

【ツアー単体として】

  • 2期で舞台の範囲が広がったこともあり、街中ルートでニジガクのガイドを受けながら大回り出来るのはとても便利
  • 座席運が気になる (周囲を含めて音声ガイドと景色にも貪欲な方が多いので、S席の後方やA席の前方だと困るなぁ...となったり)
  • 初日はチケット発券の列捌きの待ちなどが気になったのが、結構すぐに改善されてて良かった
  • もう少しガイドする場所が多いと嬉しかったかなぁ...
  • 意外とイヤホンジャックの使い方が分からなかった
  • 期間ごとにルートを縛るのではなく、全期間で3ルートから選べるとありがたいなぁとも思いました (遠方から来たフォロワー談)

今後の2ルートも楽しみです。