呉と江田島を巡った記録 (1日目と2日目)
「艦これ」にハマった延長線で、2015年5月に広島県呉市と江田島を巡った。
初めて行く人が知っておくと捗りそうなポイントをちょいちょい交えつつ、だらだら記録を残すことにした。
(※記事が長い上に写真が多いため要注意)
今回は旅行1日目と2日目(2015年5月22日(金)~23日(土))の記録。
3日目はこちら
1日目 5月22日(金)
成田空港第三ターミナル
春秋航空の便で成田空港から広島空港まで約90分。
艦これのサウンドトラックを聴いて積極的にテンションを上げていくスタイルで向かった。
広島空港とリムジンバス
飛行機の到着時刻とリムジンバスの発車時刻がかみ合わず、空港内を散策したりお土産情報を収集して過ごした。
呉駅へ着く頃にはすっかり夜。とりあえず素直にホテルへチェックインした。
第一パークホテル
駅から多少遠いものの、ホテルで飼われている犬が出迎えてくれるサプライズがあったり、色々と呉のことを教えてくれた。
「海軍さんの麦酒館」(晩飯)
夜の中央桟橋周辺を散策していたら看板に引き寄せられて食事を摂ることに。
- 海軍さんの麦酒館
メニューや地図
とりあえず一人晩酌。
毎週金曜日にマジシャンの人が来るようで、マジックと歓談をしながら観光スポットについて色々と教えてくれた。
その後23:00頃に宿へ戻って就寝。
2日目 5月23日(土)
天気予報と観光する場所を確認してから出発。
夕方以降は雨の予報だったため、晴れている内に外に出る観光地を歩き、以降屋内の観光地へ移ることとした。
朝ご飯は東京にはない「ジョイフル」というファミレスを選んで食べた。
中央桟橋ターミナル
- 呉港の施設
施設の案内が載っている
江田島へ向かうフェリーや、後述する「呉艦船巡り」のチケット購入場・乗り場となっている。
私的なポイント
- 自動販売機あり、セブンイレブンあり、ベンチありで物資調達や小休止に最適
- チケットを買ったら船の到着アナウンスがあるまではベンチに座って待てばよし
どこから乗るのかアナウンスがあるのかさえよく分からず、右往左往して割と怪しい人になっていた。
流石にこういう流れはいつも使っている人でないと分からない。
呉~江田島間フェリー
中央桟橋から江田島小用港まではフェリーで約20分。
時間によって通常のフェリー(390円)と高速フェリー(500円)の違いがある。
私的なポイント
- 乗船中外に出て周りを眺められる。
地元の人はわざわざ外に出ないので出にくい雰囲気があるが、一望できてお勧め - 「呉艦船巡り」に行かなくとも道中色々な船を眺められる
フェリー上で割と結構な艦船巡りになっていた。
江田島小用港~第一術科学校
- 第1術科学校:第1術科学校について【アクセス】:
行き方。今回は呉港→小用港→徒歩・タクシーで行った。 - 矢の浦タクシー
術科学校前にタクシーがいない時は呼ぶ。
私的なポイント
- 術科学校へは徒歩(片道約30分)・タクシー(片道約5分、660円程度)・バス(今回は未調査)
タイトなスケジュールでタクシーを使う場合は、予め呼ぶための電話番号を知っていた方が楽 - 徒歩だと途中歩道が狭い箇所があるものの、途中でセブンイレブンに寄れる
- 学校内の「海上自衛隊歴史ゾーン」を見学する為に、見学時間を追加で30分用意しといた方が良い
海自歴史ゾーンではちゃっかり術科学校の見学路や全体像をジオラマで把握できたりする - 土日の方が見学できる場所は多いらしい (術科学校生談)
- 帰りはフェリーの時間を見据えて行動しよう。フェリーの間隔が移動のネックになる
小用港から掛かる時間
行きは小用港から歩いて向かい、帰りはフェリーに間に合わせるためタクシーを使った。
途中で歩道の狭いところがあるものの、コンビニがあって補給できるため特に心配はなかった。
港から少し離れたここが術科学校へのスタート。
約30分で術科学校に到着。
帰りのタクシーは運がいいと画像のように待機している。
見学が始まる30分前(09:30)でも見学待ちの人がまばらにいた。
入り口で受付を済ませると、待機場所の「江田島クラブ」へ行くように言われる。
1Fのベンチで待機することもできるが、 10時になるまでに、「海上自衛隊歴史ゾーン」を見て回ることにした。
第一術科学校 海上自衛隊歴史ゾーン
「江田島クラブ」の2Fにある展示ゾーン。
護衛艦や掃海艇の模型、記章、術科学校ジオラマ(見学路の案内付き)、モールス信号の装置などが並んでいる。2日目に回る「てつのくじら館」を含めて掃海艇の話をよく見聞きにことになる。
とかく多岐に渡って展示されている
第一術科学校見学
- 第1術科学校
見学方法・時間、服装の制限、第1術科学校のパンフレットを読める。予め頭に情報を入れておきたい。
10:00になると、現役自衛官のガイドを聞きながら見学ルートを回る。
見学者層は家族連れと中年以上の人達が過半数を占めていた。
艦これの話をしてると浮きそうです
写真を撮りたい人は先頭を行くガイドに張り付いていれば余裕で撮影出来る雰囲気だった。
当日のガイドの人いわく、土日に来た方がじっくり陸奥の主砲を含めて色んな所を案内してくれるらしい。特に陸奥の四番主砲は場合によっては見学しないのだとか。
桜と錨の紋章の曇りない輝かしさが眩しい。足下を見れば白砂も綺麗に整備されていた。
主砲が大きすぎて写りきらなかった。左手前は「12.7cm高角砲」。
見学中、掃海艇の人達が突然一斉に走りだしていた。
特に謂われのない上官の急な訓練が隊員達を襲う、という状況らしい。
重々しい教育訓練館を見学した後は、しばらく周囲を見て回れる。 艦船に絡んだもの以外にもレガシーな郵便ポストとゆうちょのATMコーナーがあったりと新旧入り交じっていた。
映像として命中して爆発する光景は見た事があるのだけど、実物を見るとその大きさに何となくその威力に説得力を感じた。
艦これの視点で捉えると元となった軍艦の装備を生で見られる機会と同時に、船がどういう末路を辿っていったか現実を知る機会となった。
教育参考館で見た戦時中の轟沈・着底した艦艇の位置を示した巨大な世界地図が圧巻だ。
その後江田島クラブへ戻り、見学は11:30定刻に終了した。
「りゅう」(昼食)
江田島から中央桟橋に戻り、くれたん(バス)へ乗るまでに昼食を摂った。
呉探訪ループバス「くれたん」
- 快適・便利!呉探訪ループバス『くれたん』で観光地巡り!
バスの時刻表など。 土日祝日しか運転していないので注意。 - 呉観光ボランティアと「旧海軍の遺産巡り」:
観光ボランティアの情報。
バスだけで観光を完結したい場合は観光ボランティア付きで回る方が充実しそうだ。
呉駅前からバスに乗車し、アレイからすこじま公園へ向かった。
バスの時刻表の間隔はそれなりにあるため、できるだけバスの時間に合わせて行動したい。
アレイからすこじま公園
呉駅前からループ観光バス(160円)で約20分、徒歩で約45分。
歩かずにバスで完結したい場合は、後述する「歴史の見える丘」などを含めてボランティア付きで回る方法もあるようだ。真夏ならこの方が良いかも。
道中には歴史の見える丘、入船山記念館、旧鎮守府第一庁舎などがあるため、同時に回ると濃厚なひとときを過ごせる。
私的なポイント
- 近くにコンビニがある
- 雨宿りや座る場所あり。読書もできる
- 艦これ『いつか静かな海で』を読んでおくと同名艦を観た時にちょっと感激する
「潜水隊前」バス停に到着。
バス停の目の前には謎の階段がある 柵が無いのでなにかに使っているのだろう。
降りてすぐ目の前を見渡すと、潜水艦、補給艦、護衛艦が係留されているのが目に入る。
道路脇の花壇に腰掛けて読書している人や、ウォーキングをする人がいて穏やかな雰囲気を醸している。
雨宿りもできる。
翌日参加する呉艦船巡りのフェリーはこの位置まで来る。
フェリーから公園を見るとこんな具合。
船の番号を調べながらふらふらと公園を散策した。
係留している船を眺めながら腰掛けているとゆっくり時間を過ごせる。
ナウキャストを確認すると徐々に雨が迫ってきていたため、切り上げててつのくじら館へ向かうことにした。
歴史の見える丘
- 歴史の見える丘
概要
てつのくじら館への道中にある「歴史の見える丘」へ寄るため、アレイからすこじま公園から人気の無い国道を歩いて行く。
歩いて行くと交差点の向こうに国道と住宅地に挟まれた丘が見えてくる。
意外なことに、この塔は全然メンテナンスされていない。
丘の上かまたは近くの歩道橋を渡ると、戦艦大和が建造されたドックを見渡せる。
右方のドックでは何やら作業しているのが見渡せる。良い社会科見学という具合。
いよいよ雨が降りそうだったため、再びてつのくじら館へ向かった。
道中の住宅展示場を見て、艦これが好きすぎて引っ越したという話は流石に聞かないなぁとか思った。
海上自衛隊呉史料館 / てつのくじら館
歴史の丘から歩くこと更に20分。
- 海上自衛隊
公式HP
私的なポイント
- 入館無料
- 展示出口付近(入口から左へ行ったところ)の喫茶店で休憩ができる
中では日本での潜水艦の歴史や機雷掃海の歩みをじっくり見られる。
ガイドの人から戦後しばらくは海辺に流れ着いた機雷をつっついて遊んでたといった話が聞けて面白い。
(その話を聞いた後日、当時爆発死亡事故が多数あったと知って真顔になるオチがあったりしますが)
順繰りに見ていくと、外から見えていた潜水艦「あきしお」へ入れる。
一通り歩き回ると、出口の近くにカフェがある。
流石に疲れたので、閉館時刻の17:00までここでお茶休憩をした。
たいちゃんⅢ - 呉/お好み焼き (晩飯)
次の観光地へ行ける時間でもなくなってきたため、早めに晩ご飯へ。
「第一パークホテル」で教えてもらったお店へ向かった。
煮込みやお好み焼きを堪能。
その日は19:30頃にはホテルに戻り、観光場所のレビューと翌日の準備をして24時頃寝た。
3日目に続く。