ゆりかもめ改札口の光る箱は無人駅ならではの工夫だった
ある時期からゆりかもめの改札口付近にこんな箱が置かれています。
確か、以前は遅延証明書発行機だったような? 緑色に光って目立つけど鍵穴があるしなんか触りづらい......むしろ駅番号デカすぎませんか......
存在感がヤバいのに正体が掴めない。
そんな疑問を持ちつつお台場を巡っていた最中、ゆりかもめの駅で何気なく駅員さんを見かけたので聞いてみました。
正解は、拾得物の保管箱。
先にタイトルへ書いた無人駅というのがポイントで、ゆりかもめは一部の駅を除いて原則的に無人です。「新交通システム」というだけあって、無人運転のみならず駅の業務も効率化が図られているわけです。中にはお台場海浜公園駅のように居たり居なかったりな駅も見かけますが、あとは定期的に警備の方が巡回する程度のようです。
そんな無人駅では逐一コントロールセンターが監視・制御できるようになっており、お客さんからの問い合わせもインターホンで受け付けます。
この箱は無人駅でお客さんが忘れ物を見つけて報告した際に格納して貰うための箱でした。
元々は確かに遅延証明書発行機があったようですが、新型の券売機で発行できるようにしたためお役御免となった場所に設置したそうです。
運用としては、乗客が駅員不在時に紛失物を見つけて問い合わせた際、コントロールセンターからの依頼でこの箱へ入れてもらいロック。あとで駅員の方が回収して遺失物保管所がある新橋駅・豊洲駅へ移送するようです。
駅員さんが丁寧に説明してくださり、ようやく腑に落ちました。 ちなみに予めホームページも見てみましたが記載はなく、多くの人にとっては良く分からない箱のままなのでは...。
そんな訳で、駅で忘れ物を見つけた際はインターホンで届け出ましょう。あの箱の中を覗くことが出来るかもしれません。